日本の長期人口統計再考(長尺グラフにご注意)

 昨日、大阪商工会議所の中小企業のためのビジネス講演会<ICTでリードするコマツの「ダントツ経営」>(講師 坂根正弘)に参加した。数々の知見に溢れた内容であったが、特に明治維新後150年と今後150年の長期スパンでの統計の話が印象に残り、長期の人口統計を探してみた。
 明治元年(1868年)の人口は約3500万人、倍の7000万人を超えたのは二・二六事件があった昭和11年(1936年)で68年後である。1億人を超えたのは昭和42年(1967年)の高度成長期まっただ中で、明治維新100年後にあたる。人口のピークは平成22年(2010年)の1億2800万人、明治維新約140年後で、その後人口は減少を続けている。
現在の出生率と死亡率で推移すると仮定すると、2044年には1億人を割り2097年には5千万人を割り込む。明治維新約240年後(今から約100年後)の2110年には4200万人に縮小してしまう。
 講演会でも触れられたが高齢者(65歳以上)の比率が問題である。1868年では5.8%(約200万人)に過ぎなかったが、1985年に10%超(約1200万人)、2005年には20%超(約2600万人)、2030年には30%超(約3500万人)、2047年には35%超(約3400万人)で以後その比率で推移すると推計されている。
 高齢化が叫ばれて久しいが、こうしてあらためてグラフを眺めてみると人口減少と高齢化が実感でき、成長戦略がいかに難しいかがわかる。高度成長期までは「15歳~64歳」の生産年齢の人たちが高齢者1人を約10人で支えていたが、現在は約2人で今後1.5人まで減少することになる。報道等で目にしたことはあったものの再認識させられた。

<出 典>
※1918年以前の統計は<「人口問題研究」1986年4月刊(国立社会保障・人口問題研究所)>
※1920年~2014年の統計は<日本の長期時系列(総務省統計局)>
  http://www.stat.go.jp/data/chouki/02.htm
※2015年以降の統計は<日本の将来推計人口(平成24年1月推計 国立社会保障・人口問題研究所)>
  http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/sh2401top.htm


2016年06月30日