10代のTV時間とネット時間

10代の生活時間-マスメディアは大きく減少、インターネットが増加。-

5年に一度実施されているNHKの「国民生活時間調査」が2月17日に公表された。
インターネットや脱ゆとり教育など10代の生活時間がどのように変化しているのかに関心があり、データを拾ってみた。

※「2015年国民生活時間調査報告書」(NHK放送文化研究所)平成28年2月より
   http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/20160217_1.html
   5年に1度、全国10才以上の1万2千人を対象に10月に調査。
   (行為をしていない人を含む)全員の1人当り平均時間を算出している。
   1995年より調査方法を大幅に変更。

■10代のテレビ視聴時間は平日1時間半、土日2時間程度。新聞はほとんど読まず。

10代男子のマスメディアとの1人当り平均接触時間を見ると、
代表的な「テレビ」は、1995~2005年まで平日2時間強、土日3時間程度であったが、2015年には平日1時間半程度、土日2時間程度まで減少している。
平日の他の媒体を2015年で見ると、「雑誌・マンガ・本」は12分と横ばい、
「CD・テープ」は11分と減少、「ビデオ・HDD・DVD」は11分と微増、
「ラジオ」「新聞」は共に1分と減少、深夜ラジオで過ごした世代には隔世の感あり。

<マスメディアの時間>

 

■「インターネット」が大幅に増加、平日は1時間弱、土日は1時間超。

レジャーと交際関係の時間を見ると、
10代男子の「インターネット」は2005年調査以降、
平日が18分⇒27分⇒51分、土日が33分⇒1時間⇒1時間26分と大幅増、
その勢いが衰える気配はない。
一方で「趣味・娯楽・教養」は減少傾向、「スポーツ」「会話・交際」「行楽・散策」は横ばい傾向となっている。
10代女子については男子に比べ「会話・交際」がやや多く「スポーツ」がやや少ないものの、「インターネット」はやはり大幅増。

<レジャーと交際の時間>

 

10代の「インターネット」接触時間は大幅に増加し、「テレビ」時間は減少している。
10代男子のテレビとインターネットの時間を比較すると
   2005年 TV/ネット=126分/18分=7.0
   2010年 TV/ネット=115分/27分=4.3
   2015年 TV/ネット= 93分/51分=1.8
次回(2020年)調査では同等または逆転することも予想される。
しかも、断続的なスマホ利用など調査では把握できていない時間も相当あると推察される。

インターネットを利用したビッグデータやAIといった新しい世界の発展はめざましい。
一方でスマホなどのインターネット絡みの問題も頻発している。
「インターネット」との接触時間の長い10代の若者達が社会にプラスの変化をもたらすため、何ができるかを考える必要があるだろう。


2016年03月02日|分類:統計アラカルト