本棚No2「生涯健康脳」

 

 長寿国日本では「健康に長生きする」ことが重要なテーマとなってきています。
 この本では、脳のMRI画像を活用した研究による「生涯健康脳」を保つ方法が紹介されています。一度形成されてしまうと衰えていくだけと思われてきた脳について、機能を回復させる「可塑性」という働きがあることが明らかになってきているようです。

 著者の頭の中には、会った人の脳の画像が写し出されるとか。16万人の脳の画像を見てきた経験によると「身なりと脳の画像は多くの場合一致する」そうで、「身なり」に自信のない私はどきっとさせられました。

 男性脳と女性脳を比べると、男性は体積の減少が若いうちから早まるそうです。また、言語を扱う「言語野」の体積は一般に女性の方が大きく、空間を認知したり論理的思考をつかさどる「頭頂葉」の体積は男性の方が大きいそうです。
 皆さんにも思い当たる節があるのでは?こんな違いをお互いに理解していれば、夫婦間のコミュニケーションもスムーズにいくかもしれませんね。

 「生涯健康脳」を保つ方法としてあげられていたのは、「有酸素運動」+「頭を使うこと」、充分な時間と質のよい「睡眠」、「知的好奇心」、「趣味」、「新しいこと」、「コミュニケーション」、「音楽」など。逆に脳の委縮を促進させてしまうのは、「飲酒」、内臓脂肪型の「肥満」、「糖尿病・動脈硬化・高血圧」「ストレス」など。

 簡単にできることから実践し、「健康に長生き」していきたいものですね。
                                  (J)

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2016年03月22日|分類:本棚